こんにちは、Chimaです。
この記事では、基本情報技術者試験の勉強方法や勉強内容をまとめています。
IT系実務未経験で基本情報技術者試験に合格するために、私が行った試験対策を紹介します。
この記事の著者のプロフィール
- 27歳
- 社会人4年目(受験当時)
- 大手メーカー勤務
- 理工系大学卒業(学士)
- IT系実務未経験
基本情報技術者試験の概要
基本情報技術者試験は、決まった期間に午前試験と午後試験をテストセンターで受験するCBT方式の試験です。
午前試験と午後試験の2つについて、自分の家から近い受験地と受験時間を選択し、予約します。
受験可能期間は約2ヶ月ほどあり、その中で午前試験と午後試験を受験することが必須です。
午前試験、午後試験とも60%以上の得点することが合格の条件となります。
午前試験と午後試験の日程を分けることが可能で、午前試験を受験した後、1ヶ月間午後試験勉強をして、午後試験を受験することも可能となっています。
実務未経験者の基本情報技術者試験の戦い方
私の基本情報技術者試験の勉強や戦い方を紹介します。
結論から申し上げますと、基本情報技術者試験の勉強において必要なことは以下の3点です。
まず、受験範囲の概要を確認する
まずは、相手を知る必要があります。
どのような試験内容であるのか、何を勉強すればよいのか、どのような分野の問題が出るのか、といったところをまず確認しましょう。
IPAの公式HPにシラバスがありますので、それを確認するのが一番早いです。
午前試験の勉強を行う
午前試験は、基礎的な知識を問う4択問題です。
150分の試験時間内に合計80問の問題に回答する必要があり、合格点はその60%にあたる48問以上の正解が必要です。
基本的にCBT試験では過去問題から出題されることが多いので、過去問演習をしっかりやっておくことが必要です。
IT系の実務経験がない私は、問題の意味を理解することや問題設定の状況をイメージすることが難しかったので、図解や絵が多くイメージしやすい参考書を選びました。
このあたりの参考書がおすすめです。
参考書を一通り勉強したら、過去問道場を使って、一気に過去問演習をしていきます。
過去問道場は無料でひたすらに過去問演習ができまるサイトです。過去問道場をやりながら学習しきれていない範囲を参考書で再度確認するという勉強を繰り返していくことが最も効率が良いです。
午後試験の勉強を行う
午後試験は午前試験のような単問形式ではなく、ある1つの設定の中で問題が4~7問程度設定されており、文章と設定状況から答えを判断していく形式です。
こちらも基本的には過去問道場を使うと学習できますが、午後試験は問題文が数ページに渡ることもありますので、PCやスマホの画面で問題を読み進めるのはかなりしんどいです。
勉強する場合は、市販の過去問集や午後試験対策用参考書等、紙で勉強する方が効率が良いです。
私が使った午後試験の過去問集はこちらです。
この1冊があれば、基本的には問題ないと思います。
過去問演習を行い、抜けている知識を参考書で補完するという作業を繰り返すことが良いです。
基本的に実務未経験者は、事象のイメージや想像をすることが難しい場合が多いです。
そのため、問題を解くまでに時間がかかってしまう場面が多いので、本当に参考書はしっかり図が載っているものをおすすめします。
また、未経験の場合独学に限界がある場合もありますので、動画講座等でプロから学ぶという選択肢も持っておくと心強いかもしれません
午前試験と午後試験の勉強について
基本情報技術者試験は午前試験と午後試験を同一日に受験する必要がないので、時間に余裕があれば午前試験のあと3週間~1ヶ月程度期間を開けて受験すると良いと思います。
試験の範囲は同じでも、午前と午後では対策するレベルが変わってくるので、午前試験の勉強だけで午後試験は突破できません。
午前試験は午前試験対策、午後試験は午後試験対策と別々に分けて勉強することをおすすめします。
学習時間について
実務未経験で基本情報技術者試験を受験するレベルになるまでに、学習した時間について紹介します。
午前試験
50時間
内訳:参考書で一通りの知識を頭に叩き込む 20時間
過去問演習 30時間
午後試験
70時間
内訳:過去問演習 60時間
参考書で知識の復習 10時間
基本的に100~150時間の勉強量で合格レベルには達するのではないかと思います。
基本情報技術者試験の勉強で大切なこと
基本情報技術者試験の勉強で大切にしておきたいポイントを紹介します。
ここだけはしっかり抑えておいてほしいと思います。
午前試験
- 単語の意味をしっかり頭に入れる
- 略語は英語まで覚える
- 過去問の解答解説はしっかり読み込んでおく
- 過去問の正解以外の選択肢の単語も復習しておく
IT系の試験でアルファベット3文字の略語が非常に多く、なかなか全てを暗記するのは大変です。
なので、その略語が何の略なのかを理解しておくと理解しやすいです。
(例) WAF → Web Application Firewall
午後試験
- 過去問で出題された現象は次同じ問題が出た時に解けるように復習しておく
- 大問2~5の選択問題は自分が解く問題の分野だけでなく、プラス1~2分野は勉強しておく
基本情報技術者試験は、午後試験でも過去に出題された問題がそのまま出ることも多くあります。
ですので、過去問をしっかりと解いておくことは重要です。
さらに、解説をしっかり読んで内容を理解しておくことも重要です。
大問2~5の選択問題では、自分の得点しやすい分野を選択して受験できます。
しかし、勉強していた分野が出題されず、勉強していない分野の出題があってヤマが外れることもあります。
その対策としては、最初は分野を絞らず勉強し、試験が近づいてから得点にする分野とプラスの保険の分野を決めておくと良いと思います。
まとめ
以上が実務未経験者が基本情報技術者試験を合格するためにやったこととなります。
大切なことをまとめると、以下の3点になります
以上、これを読んでくださった方が基本情報技術者試験に合格できることを祈っております。
おまけ
基本情報技術者試験の午後問題では、問題文も長く時間管理も大切になってきます。
私はこちらのタイマーを使って時間管理の練習もしていましたので、ご紹介しておきます。
もし必要がある方は、ぜひご検討ください。
ポモドーロタイマーというもので、25分+5分休憩のサイクルで勉強を行う集中力を持続させて効率よく勉強を行うためのタイマーです。
基本情報技術者試験の午後試験も1問あたり25分程度で解ける練習をしておくと本番でも時間に余裕を持って解くことができ、見直しの時間も取れると思います。
コメント