こんにちは、Chimaです。
新入社員の皆さん、社会人1年目の皆さん、こんな経験はありませんか?
OJT教育があると聞いて入社したのに、ずっと放置じゃないか!
何をしたらよいんだろう。。。業務時間がつらい。。。
これ、私の経験談です。
会社員で先輩とのコミュニケーションが取れずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
2年目以降は少しづつ自分で仕事ができるようになりましたが最初の1年間はめちゃくちゃ辛かったです。
朝出社してから就業の時間までの時間を会社でどう過ごせばよいのかずっと悩んでいました。
しかも、一人暮らしだとなおさら。相談する人もおらず不安に感じますよね。全く同じでした。
今5年目の社員となってわかったことは、
「新入社員は全く悪くありません。気にしなくて大丈夫です。」
逆に新入社員で放置されている間は仕事が少なくてラッキーくらいの気持ちでいましょう!
後から考えると、その悩んでいる時間は無駄だったのです。
そのあたりの考え方や、対処法についてもこの記事で書いています。
いっそのこと、転職してしまうのもありだと思いますけどね!!笑
私は入社5年目、現在もその会社で働いています。
入社5年目になると、毎年新入社員が入ってくるので必然的に先輩社員になります。
数年間、私の後輩の様子も見ながら仕事をしていましたが、部署やOJTの先輩によってうまくいっているところやうまくいっていないところ様々あると感じました。
そんな私が、5年間の社会人生活を通して分かった「OJT放置」に対する考え方や対処法をお伝えします。
新入社員は全く悪くありませんが、少しでもその状況を改善したい打開したいと考えている方に、自分でもできるアクションについてお伝え出来ればと思います。
私が新入社員のときに悩んだことや考えたことを共有することで同じような悩みを持った方の解決の糸口になったらよいなと思っています。
新入社員のOJT教育で放置される理由
まず初めに、なぜOJT期間中に放置されてしまうかという問題についてです。
これには、大きく分けて3つあります。
- 部署の上司がOJT担当を年次の低い若手に適当に指名する
- OJT担当が何をすべきなのかわかっていない
- 上司、OJT担当、自分の3人で方向性の意思疎通ができていない
1.部署の上司がOJT担当を年次の低い若手に指名する
まず初めに、その部署の上司(上長)に問題がある場合があります。
基本的に、OJT担当にふさわしい人物は以下の3点を満たしている方です。
入社6年目以上で自分の仕事自体に慣れており、周りのことも見る余裕のある人
まず、入社して2,3年目の社員にOJT担当を指名する場合は部署として何も考えていません。
よくよく考えてみてください。ようやく少し仕事ができるようになった若手は、多くの場合自分の仕事でいっぱいいっぱいでしょう。
そのような人にOJT担当まで任せたら、自分の仕事以外に新人のマネジメントもすることになります。
結果、そのOJT担当がどうなるか社会人経験が長い上長であれば。容易にわかるでしょう。
それにもかかわらず、そんな人を担当に当てる場合は上司は何も考えていないと言わざるを得ません。
入社して5,6年以上仕事を経験しており、自分で仕事を回すことができる社員であれば、自分の業務をやりながら一緒にその仕事をやる、しっかりしたOJT教育ができるはずです。
実際に自分の同期のOJT担当は、入社8年程度の部署でも中心人物でした。その同期は1年目からしっかりとOJTができており、楽しく仕事をしているのをうらやましく思った記憶があります。
私のOJT担当は当時入社3年目の社員で自分の仕事で手いっぱいだったこともあるでしょう。なかなか話しかけるタイミングさえありませんでしたし、話しかけてももらえませんでした。
頼まれごとや依頼事項に対して嫌な顔をせず対処できる人
頼まれごとや依頼事項に対して、すべてを「できます!やります!」と言う人を指しているのではありません。
しかし、自分の感情が言動に表れる人は、社会人として失格でしょう。OJT担当以前にその人自身が未熟です。
私のOJT担当の先輩は、自分のイライラや怒りを行動や言葉に出してくるタイプでした。
最近では、周りの人も「彼には頼みにくいので、あなたに依頼するね」と自分に仕事が回ってくるようになりました。
態度や言葉で近づきにくい空気を作る人間は、コミュニケーション能力が著しく低い可能性があります。
そして気づかずに周りの空気も壊していく最悪のタイプです。
仕事でもですが、それ以外でも絶対関わりたくないですね。人間的にも未熟ですので逆にかかわらないほうがよいでしょう。
無理に機嫌を取ろうとしても無駄です。自分の時間と感情の無駄遣いです。
コミュニケーション能力が低くなく、普段の生活においても社交的な人
なかなか全員がこれに該当することは難しいですが、コミュニケーションが低くないというのは最低条件になるのかな、と思います。
コミュニケーション能力というのは、「話す」ことだけではなく、「話す」「聞く」「空気を読む」ができる人間です。
先ほどの例の「感情が言動に表れる人」は間違いなくコミュニケーション能力が低いです。
なぜなら、「空気が読めない」からです。
自分が「イライラしている態度をとると周りの空気が悪くなるだろうな」と考えることのできない人間はどう考えても未熟ですよね。
逆にいつもニコニコして声をかけてくれる人や相談に対してしっかり向き合ってくれる人には周りの人も信頼してくれます。
以上の3点の特徴に当てはまる人はOJT担当には向いていません。
2.OJT担当が何をすべきなのかわかっていない
OJT担当に指名されても、その担当が何をすべきかわかっていないという場合は、放置されてしまうことになります。
これも上長が悪いところがありますが、「新入社員がOJT教育を通してどうなってほしいか」というところを理解できていないからです。
初めの面談やミーティングで、計画や見通しを教えてもらうようにするとよいかもしれません。
3. 上司、OJT担当、自分の3人で方向性の意思疎通ができていない
3人が何をすべきかわかっていないために意思疎通ができないという問題があります。
日本の会社は一括採用制という制度で新入社員が入社します。
部署の繁忙期や閑散期に関係なく、一定のタイミングで新入社員が配属されるため、配属時にミーティング等でどのようにOJTを行うかという意思疎通ができていない場合があります。
もし、あなたがどうしたらよいかわからない場合は、「今後どのようにしていけばよいでしょうか?」と上司のすきを見て話しかけるのもよいかもしれません。
OJT担当の先輩の性格を知ろう
まずは、OJTの先輩の性格を知ることで今後の自分の立ち振る舞いを考える材料にすることが必要です。
部署のミーティングや、通常業務時の立ち振る舞い、他社とのかかわりをよく観察しましょう。
どのように仕事を行っているか見ることもよいでしょう。
良いところや悪いところを知ることで、このOJT担当がそもそもOJTに向いているのかそうではないのかを判断することができます。
せっかくですから、自分でOJT担当の質を判定してあげましょう!!笑
それでOJT担当はとうとうとして向いていない!と判断したら、変に考えたり悩んだりするのは時間の無駄です。
別の先輩に質問したり、定時に帰って自分のやりたいことをしたりして嫌な時間を過ごさないようにしましょう。
新入社員が考えている通常とOJT担当が考えている通常のギャップ
新入社員が考えているOJT教育のありかたと、OJT担当が考えているOJT教育のありかたに考えのギャップがある場合があります。
例えば、新入社員は「OJT教育では、OJT担当の先輩について行って、1から業務を一緒にこなしていくことで仕事を覚えていく」と考えているとしましょう。
もしかしすると、OJT担当は「新入社員は、私の仕事についてきて疑問に思ったことを自分で聞いてほしい。業務を自分から見ることで仕事を覚えてほしい」と思っているかもしれません。
このように考え方にギャップがあるとお互いに違和感を感じるかもしれません。
なんで勝手に自分で仕事進めちゃうんだろう、一緒に教えてくれながら進めるんじゃないの???
なんで、見に来ないんだろう、質問しないんだろう。もしかして興味がないのかな???
こうなってしまうと何も進みませんね。
もしこうなってしまった場合にOJT担当が何も言ってくれない場合は、「やれやれ」と思いながら自分から聞きに行ってみましょう!
OJTの進め方について教えてください。私はどのように仕事を進めていけばよいでしょうか?
このような感じで丁寧に聞いてみると話してくれるかもしれません。それでもだめなら上長に相談してみるのもよいでしょう。
OJTとはそもそも何なのか
OJTとはOn the Job Training の頭文字をとった用語で「職場での実践を通じて業務知識を身に着ける研修」です。
つまり、実業務を行うことが研修なのです。
実業務を通してスキルを身に着けたり、フィードバックを受けることで成長することが目的です。
もちろん指導側にも、指導者としての成長が目的ではあるのです。
ただし、デメリットもあります。
新入社員は指導者の質や能力によって成長の幅に差が出てしまうこと、1人の指導者による偏った知識の習得になる。
OJT担当は、実務以外に指導計画に時間を割く必要がある、教えるためのリソースを割くことになる。
教える側も負担があることは頭に入れておき、教えてもらったら感謝する、という気持ちは忘れないようにしましょう。
しかし、放置することは職務放棄であり一種のパワハラです。その点はしっかり認識して相談できるようにしておきましょう。
放置されて悩む時間があるならやっておいたほうが良いこと
放置されると、どうしてよいのかとても不安になることは非常によくわかります。
このように偉そうに書いている私も入社1年目は同じようなことで悩んでいました。今考えると非常にもったいない時間だったなと反省しています。
先輩が仕事終わるまで意味もなく就業時間後も自席に座っていたり、先輩が来る時間よりも早く出社し座っていたり。。。
なぜか何とかなると思っていたところがあるのです。
基本的に「人を変えることはできない」と考えていたほうが良いです。そもそも何十年間もそのまま生きてきた人間にとって考えを改めさせるのは無理に近いのです。
しかし、「自分自身は意識次第で変わることができる」これが人間の素晴らしいところです。
人には1日24時間という時間が平等に与えられています。OJT担当に放置されている時間は「無駄遣いされている時間」なのです。
では、その時間どうしましょうか。
私が新入社員のときにしておけばよかったな、と反省したことをお伝えします。
資格取得の勉強
社会人生活が長くなってくると、当然仕事は増えていきます。(たとえ今仕事がなくても)
仕事が増えると、自分で勉強する時間を確保するのはなかなか難しくなります。
社会人の勉強時間の平均は6分/日と言われています。
放置されて無駄に過ごす時間があるのであればその時間を資格取得の勉強に当ててしまいましょう!
もちろん資格を取る勉強でなくても将来業務で使いそうな知識の勉強でもよいと思います。
私は、新入社員の時に取っておけばよかったなと思ったいくつかの資格を紹介します。
- ITパスポート
- 基本情報技術者
- MOS
- TOEIC
ITパスポート
ITパスポートは、社会人になったらぜひ知っておきたいITスキルの基本的知識です。
今の時代を生きていく社会人で最低知っておきたい知識が詰め込まれており、古い世代でPCの使い方もままならないような使えない社員にならないための知識を習得できます。
基本的には独学で問題なく、イメージで覚えられるような勉強しておくと習得が早くなると思います。
参考書はこちらがおすすめです。→「イメージ&クレバー方式でよくわかる栢木先生のITパスポート教室」
基本情報技術者
ITパスポートの上位互換試験です。
ITパスポートで超基本的なITスキルを身に付けた後は、基本情報技術者試験の資格を取ることをお勧めします。
こちらは「国家試験」と呼ばれる試験で、合格すると経済産業大臣から合格認定を受けることができます。
もし、IT業界への転職や異動を考えている場合には持っておくと、基本的なIT知識を有していると評価してもらうことができるようです。
(恥ずかしながら私はただいま絶賛勉強中です。)
こちらは午前試験と午後試験があります。2つの勉強が必要ですが、時間があるうちに取得しておくべき試験です。
基本情報技術者試験の合格体験記はこちらの記事を御覧ください。
MOS(Microsoft Office Specialist)
MOS試験です。こちらは日本の企業ではどの会社でも使われるであろう、ExcelやWord、Powerpointといったソフトのスペシャリストの資格です。
今後社会人生活を続けていく上では、ずっと付きまとうソフトの基本的な使用方法から応用的な使用方法を勉強することで、他の社員と事務作業の点で差をつけることができる試験になっています。
参考書はこちら→「MOS参考書」
TOEIC
英語の試験は、TOEIC一択です。
お手頃に試験を受験することができ、今後日本だけでなく世界と戦える人材になるために必要なスキルです。
昨今では記述の進化により自動翻訳機の開発などもありますが、「通じる」と「コミュニケーション」は別物です。
「通じる」だけであれば、自動翻訳機を使用すればよいでしょう。
しかし、海外の方とやりとりを行う中で、微妙なニュアンスをつたえたり、感情や気持ちを伝える、場の空気を感じるためには、「コミュニケーション」が必要です。
「コミュニケーション」を行うには自分で英語が使えることが必要になるのです。
そのスキルを身に着けるための英語の資格であります。
もちろん、仕事をする中で英語で文章を読む機会や、英語のメールを作成する機会が増えることでしょう。その時のために勉強しておくことも重要だと思います。
自分の現在のスキルに基づいて定期的に受験をすることで、少しづつ成長を感じることができる資格です。
まずはTOEIC600点を目標に勉強することをおすすめします。
社会人で評価される点数は一般には600点以上といわれています。
参考書はこちら→「TOEIC参考書」
人間観察
これは、社会人5年目になって気づいたことですが、会社で「座って人の動きを観察する」というのは、時間がある時にしかできないことです。
客観的に、他の人の動きを見ているといろいろなところで気づきがあると思います。
具体的には、
- 仕事のできる先輩はどのように時間を使っているのか
- 逆に仕事のできない社員は何が違うのか
- 普段の仕事で多くの人が何が見えていないのか
- 仕事で無駄なことは何か
このようなことを新入社員のうちに見ておくと、「なぜこんなことしているのだろう」と思ったことに対して質問をすることができます。
自分がバリバリ仕事をするようになったときに、「こんな行動はしないようにしよう」「こういう働き方をしよう」など考える時間が取れるのも、放置されて暇な時間にできる仕事の一つです。
他部署の仕事の観察
他の部署がどんな仕事をしているのか、のぞきに行くのもよいでしょう。
同期の部署はどんなことをしているのか、今何をしているのか、などを同期に話しかけに行くふりしてその部署の先輩に聞きに行ってみることもよいでしょう。
大体は、「新人が話に来てくれた!」と喜んでお話をしてくれるはずです。
自分の体が開いている時間に、他部署とのコネクションを作ることも立派な仕事です。
逆に、自分の部署との仕事との関係はどうなっているのかを知ることで、「ここまで自分の部署で仕事をしたら、この部署に頼むほうが効率的だ」などと今後の仕事の進め方を自分で考えるための良い材料にもなると思います。
転職活動
入社してまだ歴も浅いのに転職!?!?と思うかもしれません。
しかし、実際に転職する必要はありません。
現状の悩みを相談する、という目的でも良いのです。
また、今のような時間のあるときに転職活動をしておくと、メリットが多いのです。
具体的には、以下のメリットです。
- 他の会社について、知見を広げられる。
- 今の会社にいなくても、いつでもやめてやるぞ、と思えるようになる
- エージェントと会話して、今の現状の打開策を教えてもらえる
- 優秀な人材になるために必要なスキルを教えてもらえる
- 本当に必要とされている会社・ポジションが見つかる
転職サイト・転職エージェントは仕事のプロです。
様々な悩みを持った社会人を助けていますし、様々な会社のことを知っています。
ちゃんとした転職エージェントの方は、若手社員の悩みについても理解してくれますし、その悩みの打開策について相談に乗ってくれることもあります。
無料で登録できますし、無料で相談にも乗ってくれます。社会人になって無料で相談を受けてくれる場所はなかなか少ないです。
実際に私は転職エージェントに、「現状の打開策」「今のうちに身に着けておくスキル・資格」「行きたい職種の求人」について親身に相談に乗ってもらいました。
もし、今の悩みを相談する相手がいない場合は転職エージェントに相談できるという選択肢を持っておくことをオススメします。
実際に私が使って、よかった転職エージェントは以下の2社です。
後輩にはこう接してあげよう
社会人として1年目を駆け抜けると、後輩が新入社員として入社してくるでしょう。
そこで、自分と同じ経験をさせないようにするには、コミュニケーションをとることで状況を聞いてあげることが1番です。
「最近どう?」「あの先輩とうまくいってる?」「私も昔こういうことがあったんだよね~」など、年が近い後輩だからきっと話してくれるはずです。
その時に自分の経験から「こうしたほうが良いよ!」とアドバイスできるとかっこいい先輩です!(^^♪
私も、同じような経験をする後輩が増えないようによく後輩に話しかけるようにしています。
最後に
新入社員のOJT教育で放置されて、私と同じように悩んでいる方も多いと思います。
しかし、新入社員は全く悪くありません。そこで不安になる必要はありません。
自分が大人になって、「やれやれ」と思いながらOJT担当者に「どうすればよいでしょうか?」と聞きに行ってあげてもよいと思います。
逆にもうOJT担当から教えてもらうことをあきらめて、ほかの人に聞きに行くという選択もOKだと思います。
何もOJT担当しか教えてくれないわけではありませんからね、誰に聞きに行ってもいいし、自分が聞きたいと思う先輩に聞きに行くのもありです。
しかし、どうしても自分から行くのが難しいと思う方はその業務時間を使って資格の勉強をするのもよい時間の使い方だと思います。
放置されている時間のほうがもったいないからです。
その時間にほかのことをしていて、怒られるということはありません。「何しているのか」と聞かれたら「OJT放置されているので自分で何かできることを探して、今後役立つスキルを身に着けようと考えていました!」と正直に話してしまいましょう!
そうすることで「やる気はある」「けれど、OJT放置されている」という2つの情報をその人に伝えることができます。
人を変えることはできないので、自分を変えていきましょう!
それでも耐えられないという方は、見切りをつけて、転職するというのも一つの手だと思います。
今は、第2新卒という枠で入社できる会社も少なくありません。
そして、昔からの考えのような「入った会社で骨をうずめる」必要もありません。
一度転職エージェントに話を聞いてもらうことも解決方法だと思います。
そういう話もエージェントの方は親身になって聞いてくれます。
転職するかどうかは別にしても、一度転職エージェントに相談してみてはいかがでしょうか?
おすすめは、以下です。
相談は無料ですし、悩んでいる時間は本当にもったいないです。
悩むくらいなら今すぐ登録して相談してから、考えてみませんか?
エージェントさんと相談してみて、今の会社でもっと頑張るのか、もっと早く仕事をさせてもらえる会社に移るのか、考えてもいいと思います。
社会人1年目のみなさんが仕事で悩むことなく社会人生活を送れますように、私も願っています。
それでは。
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